ng-japan2019に参加しました!
ng-japanとは
ng-japanは日本最大のAngularカンファレンスです。
GoogleのAngularコアチームを含む、素晴らしい講演者のセッションが予定されています。
ということで、六本木ヒルズにあるGoogle Japanのオフィスで開催されました。 六本木ヒルズのオフィスエリアに入ったのは初めてなのでドキドキしました!!
今回はClassiさんのスカラシップのご支援の元、はるばる東京まで来ることができました! 詳細は最後に書きます。
セッション
気になったセッションはいくつかあるのですが、書いていて疲れてきたのでKeynoteのみ書きます。。。
Keynote by Miles Malerba and Rado Kirov
これまでのAngularの変遷とAngular v8での改善点やビルドツールのBazelの話だったり。 色々な話題がありましたが、その中からいくつか書きます。
1. Angular Collaborators
Angularの開発体制において、コミュニティからのIssueやPRが多すぎてAngularチームが対応できていなかった問題を改善するためのプログラム。 Community Collaboratorとして新たに9人を迎え入れた模様。
OSSを活用してよりスケールを支えよう!、Angularチームの多様性を広げよう!などといった意図があるみたい。
このような開発チームの話はなかなか聞けないので面白かったです!
2. Scale
Angularがどの程度の規模のサイトで使用されているのかの説明がありました。Angular v2では開発時にターゲットとしていた「最小の規模から比較的大規模なエンタープライズ」が、実際では「中規模のエンタープライズ」のサイトを中心に利用されていたという話がありました。
Angular Ivyではより広い範囲をカバーしていきたい所存だそうです!
また、Angularではメジャーアップデートを簡単に乗り越えられるように
ng update @angular/cli @angular/core
というコマンドが用意されているようです。
コード量が大きくなり、破壊的な変更による混乱を懸念して古びたバージョンを使い続けるのは誰のメリットにもなりません。 そういった事態を避けるためにもこのような手段が与えられているのは非常に助かりますね。
実例としてAIR FRANCEのサイトが挙げられていました。
How we upgraded a website with half a billion annual users to Angular 7 in less than a day
Angularのバージョンアップに費やす時間はバージョンを重ねるごとに少なくなり、v6からv7へのアップデートは1日で完了したそうです!
3. Bazel
BazelはGoogle製で高速かつ安定した差分ビルドを提供しています。 Google社内での多くのアプリケーションに利用してきて得た知見をAngularに活かしていこうという流れのようです。 大規模アプリケーションになるとビルドにかなりの時間を費やされますが、これを改善する1つの手段となります。 現在はexperimentalとなっているようですが、今後のことを考えるとBazelとAngularの組み合わせに注目しておいて損はないと思います。
規模感やTypeScript必須な点からAngularらしい流れだなと。
Sweets Break
Sweets Breakではng-japanのマークが焼印されたどら焼きが配られました!
ng-japanのマークはAngularの「A」ロゴとは少し異なっていて、カタカナの「ア」にも見えるようなデザインになっているそうです。言われないと気がつかない……
まとめ
- Angularは小さい規模のサイトでも使いやすいように改善してきているので、食わず嫌いせずに試そう!<-これ大事
- Angularに導入される技術は注目した方が良さそう
- Google Japanオフィスを少しだけ垣間見ることができた
学生の味方!スカラシップ!
今回はClassiさんがスカラシップスポンサーをされていたので、福岡ー東京の飛行機代の支援と美味しいお肉をご馳走になりました。 感謝、感激!!
Classiの皆さんとお話しできたのはもちろんのこと、lacolacoさんも途中から駆けつけてくださり、ng-japanの運営の話なども聞かせていただきました!
本当にありがとうございました!